沖縄の西表島に住んでいた時に、腰を痛めたので石垣島にある整体に行った。
店の名前は『サマンテーラ』。
夫婦でやっている整体の店で、事前にネットで調べたら、奥さんの方にノロ(沖縄でいう巫女)の能力がある事が分かった。
霊視がメインの店ではないけど、気になるお客さんがいたら、施術しながら霊視してくれるらしい。
電話で予約して行ってみたら、運良く奥さんの方が僕の施術をしてくれることになった。
密かに期待しながら施術を受けていると、何か気になったのか、
「アナタ、動物好きよね?犬よりも猫の方が好きよね?」と唐突にそんな質問をされた。
奥さんは深く息を吸い込んで目を瞑り、何か事前に察知した事を確認するように、耳を澄まして“見えない何か”の声を聞いているみたいだった。
そして奥さんは聞こえて来た声を代弁して、僕にこんなスピリチュアルな助言をしてくれた。
サマンテーラのスピリチュアルな助言
犬は神(守護神)になるが、猫は神にならない。
アナタが猫好きでも、猫の方は決してアナタを良くは思っていない。
むしろ敵対視していて、隙あらば酷い目に遭わせようとその機会を窺っている。
猫がアナタのまわりに寄ってくるのはそのためで、大勢集まると悪いマジムン(魔物)を呼ぶ。
イリオモテヤマネコなどの野生の猫は魔力が強いので、もしアナタが出会ってしまったら命を落とす事になるかもしれない。
なるべく普段から猫を周囲に近づけないようにして、猫の写真を撮ったり、その写真を保管したりする事も控えなければいけない。
自然には白い七つの神がいて、そのうち白い蛇は地上から天に連なって先祖の霊を導く。
それとは別に黒い蛇の連なりもあり、その黒い蛇は先祖を悪い方へと導いて、その霊を捕らえてしまう。
人には神(守護神)が宿っていて、その神がうまく機能していないと、人生を正しい方へ導かない。
神をうまく機能させるためには先祖についていた神と先祖の対話が必要。
一人の時に天を見上げて先祖と神に向き合い、迷いがあれば、救いを求めて相談する。
神の助言は、目には見えないインスピレーション(直感)となってアナタのもとへ降りて来る。
アナタの先祖の神が示す最良の道は故郷の土地で農家の娘と結ばれ、「金時豆」を栽培する事。
アナタの故郷は優れた先祖に恵まれた土地であるから、先祖の叡智を借りれば万事がうまくいく。
物づくりを天命とし、農作物を育てながら精進すれば、文の道も明るい。
『指輪物語』は霊界での出来事が見える人が書いた。
神を妨害する悪しき存在を防ぐには、腕時計以外のアクセサリー、御守りなどを身に付けない事。
御守りは悪しき存在に自分の居場所を知らせる目印になり、身に付ければそこに集まってくる。
車を買う場合は、以前の持ち主の念が入っている中古車ではなく、なるべく新車を買い、車にも御守りの類いはつけない事。
腹の具合が悪い時は、炭酸水を飲んで腹の中を浄化する。
肌の調子が悪い時は、酢を茶碗一杯飲み干し、その咽びを、悪い物が体内から抜けていくイメージとして捉えて吐き出す。
強い作用のある酒は飲み過ぎない。
酒に強くなればなるほどアナタは傲慢な人間になっていく。
海には魔物が潜んでいるからスキューバなどは控える。
タトゥーを入れている女性との交際は避ける。
神は光であり、光で作用するパソコンなどの精密機器にもその影響は現れる。
精密機器が異常を発したり、精密機器を使用中に気分の悪さや、頭痛を感じたら、作業を中断して休む。
思考の乱れが著しい時は、昼間の明るい時間、片方ずつ眼をおさえて、開いた方の眼から、光を逃がす。
以上がサマンテーラの奥さんに頂いた助言。
正直霊視の信憑性に関してはわからない。
ただ不思議だったのは施術が終わった後、友だちと合流する約束をしていて、その時友だちが炭酸水をたまたま買っていて僕にくれた事だった。
このタイムリーな出来事があったから頂いた助言は今も参考にしている。
猫に嫌われていると言われた事はショックだったけど、面白かったので石垣島に行く機会がある人は一度訪れてみたらいいと思う。