哲学・思想

直感を無視しなければ人に騙されない

投稿日:2018-09-28 更新日:

僕は人によく騙される。

宗教の勧誘、各種詐欺商法、繁華街でぼったくる飲み屋のキャッチなど

普段1人で行動する事が多いからか、なにかとターゲットにされやすい。

だから僕は基本的に人を信用しない。

そのかわり差別もしないので、誰かに話しかけられたら初対面の人にもわりと愛想良く接する。

街でも家でも、時間さえあれば相手のペースに合わせて話に付き合う。

アンケートに答えて欲しい」と言われれば、素直に答える。

ぜひ集会に来て欲しい」と言われれば、興味本位でとりあえず一回くらいは行く。

僕はそれが胡散臭そうな話しであればあるほど、その実体がどんなものなのか知りたくなるので、暇つぶしの社会見学みたいなノリで乗っかってしまう。

勧誘して来る組織や手口によっては、すでにメディアを通じて知っていたりもするけど、小説やブログのネタとして使えるかもしれないから、実際に自分で体験しておきたい気持ちがある。

組織の方針で僕を騙そうとする人たちは、すでにその組織よって洗脳され、服従している状態にある。

宗教の勧誘でも詐欺商法でも、僕に一番初めにコンタクトしてくる人は、あまり社交的ではない人が多い。

そして自分の活動に多少の罪悪感を持っている心の弱さみたいなものを隠しきれずに醸し出している。

すいません、本当は嫌だけど仕方なく騙します

僕は組織の末端にいる心の弱い人たちの嘘には寛容だ。

相手が嘘をついていると分かっていても邪険に扱うことはない。

とりあえず話を聞き、誘導に従って、その人たちが所属する組織の上層部の人間が出てくるまで騙されたフリをする。

組織の上層部にいる人たちは、その組織に所属する事で何らかの利権を得ているから、人を平気で騙せるメンタルな人が多い。

経済的にも余裕があり、末端の人たちに比べて、明らかに強かでいやらしいオーラを出している。

清潔感を保ったきっちりとしたスーツ姿の身なりとか、教養がありそうなインテリっぽい雰囲気とか、それでいて大らかでユーモアもある意識高い系人たらし。

この手の人は組織が体系化した論理的な教義やセールス理念を武器に、会話が達者で確実にターゲットを落とそうとする粘り強さがある。

たっぷり騙して差し上げますよ

人を平気で騙せる人間からは、そんな心の声がする。

たとえ騙す目的で僕と出会っていなくても、人を平気で騙すタイプの人間は常に相手の利用価値を量って値踏みしている。

見た目で見抜くのは難しいけど、本能が確かに感じる“胡散臭さみたいなもの”を彼らは無意識に醸し出しているのだ。

僕は組織の末端にいる心の弱い人たちの嘘には寛容だけど、組織の上層部にいる人たちに対しては思う存分戦ってもいい相手として好戦的な態度を取る。

討論をふっかけ、理論で敵わない相手ならその場を掻き乱す罵詈雑言を浴びせる事もある。

組織の力を見極めた上で、腕力で勝てそうな時は、暴力的な手段で打って出る事を匂わせたりもする。

相手の理論を破壊して、価値観も破壊して、ついでに人間性も破壊する。

人を平気で騙せる相手だと分かった以上はそれくらいの気持ちで僕はいつも対峙する。

出会った時に相手の人間性に対する直感さえ働けば、たとえ彼らに理論で負けたとしても入信、契約に持ち込まれる事はない。

事務所や集会所に行く時は、身の安全を確保するために脱出経路があるか必ず確認する。

相手の理論に勝てず、論破されてしまった時は嘘の名前と住所を書いて、入信、契約するふりをする。

人は論破されて相手が正しいと思ってしまうと、その相手に依存し、コントロールされやすくなる。

騙す側に親戚や友達が絡んでいるケースの時はかなり不利な戦いになったりもするけど、親戚や友達が組織側についても僕が縁を切らなければまた繋がる事が出来るから遠慮なく戦う。

相手がどれだけ言葉巧みに都合のいい事を並べたてても、直感的に感じた違和感を無視しなければ、決して騙される事はない。

僕は自分や他人に嘘をついた時、そこに罪悪感を感じる人は全然許せる。

その罪悪感こそ正直な気持ちだから許せるのだ。

だからこれからもあえて人に騙されてやろうと思っている。

そして物やお金を失うより、人の信用を失う事の方がどれほど怖いか、人を平気で騙す人たちに植え付けたい。







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