大阪に来て、今年で四年目か?
また大きな退屈の波が来た。
それに合わせてタイミングよく派遣の契約が切れ、運良く思わぬ大金も入って来たので、これを機に何か新しい事をやってみる事にした。
前回の大きな退屈の時は、冬に千葉から自転車で紀伊半島まで旅するというチャンレンジをした。
白浜あたりの海から初日の出を眺めて、残り10万くらいの所持金で大阪に辿り着いた。
早急に住むところと仕事を見つけて、枚方市にずっと住んでいる。
それからは特に代わり映えのない生活を3年くらい続けたせいか、また大きな退屈の波が来た。
孤独はわりと平気なんだけど、この退屈の病だけは深刻で、罹ると家に居てもずっと体がウズウズする。
僕は「人生は暇潰しだ」と思っていて、いかにこの暇を有意義に過ごすかで結構悩む。
仕事以外は常に暇なのであれこれ思いついた事、気の向いた事をやって毎日を過ごす。
好奇心は旺盛な方だけど、熱しやすくて冷めやすいから、同じ事をずっとコツコツやり続けるのも苦手だ。
坂口恭平さんの『まとまらない人』を読むと、納得の行く事が多い。
まぁそれでもなんとか退屈をやり過ごすんだけど、今回のような大きな退屈になると、ライフスタイルを一新してしまうような事をしないと気が済まなくなる。
住む場所を変えたり、仕事を変えたり、それに合わせて人間関係も変わったりする。
住む場所と仕事が変われば人間関係も必然的に変わるので、当たり前なんだけど、どこか行きたいところがあるわけではないので、今回は住む場所は変えない。
とりあえず仕事が今月で終わるので、前から興味があったカウンセラーのスクールを思い切って受講してみる事にした。
人助けの使命感があるとか、資格を取って将来に役立てるみたいな目算でもない。
大きな退屈しのぎの思いつき。
プロに学ぶワクワク感とまだ見たことのない人の心の闇に触れてしまうかもしれないドキドキ感。
それだけが今ある感じ。
そこで得たスキルで今後どうなるかを楽しみにする感じ。
資格が取れたら、これまでやって来た創作活動も続けながら、ZOOMを使って無料カウンセリングをしてみようかな、と思っている。
とにかく今後どうなるかわからないけど、大きな退屈の波がまた来た。