誰かと話していて一番盛り上がるのは音楽の話題だ。
僕はあまり友達が出来ないタイプだけど、音楽の話を通じて友達になる事が多かった。
音楽の趣味が合う人とは、不思議と関係が長続きする。
また音楽には命も救われたりした。
だから音楽を聴きながら、音楽についてもこのブログで書いてみたい。
THE・ブルーハーツ。
このバンドも命の恩人。
甲本ヒロト、真島昌利ことマーシー率いるブルーハーツの歌には嘘が一つもない。
全部本当の事を歌っている。
これが出来るバンドってあまりいないと思う。
どうしても等身大の自分たちではなく、理想化した自分たちの気持ちを歌にしてみたりする事ってあると思うけど、ブルーハーツには微塵もそれがない。
僕らの世代というか、僕の同級生たちは、このブルーハーツとBOØWY、X‐JAPANの三組のバンドをカリスマの御三家として、避けて通れる人が一人もいなかった。
みんなどれか必ず聴いていた。
僕は三組とも好きで、今もたまに聴く。
ブルーハーツのCDを初めて買ったのは高校くらいの時だけど、兄がいたので、ブルーハーツの曲自体は兄が持っていたテープで聴いていた。
嘘がないから問答無用で嗚咽してしまう曲ばかり。
何もかも嫌でどうしようもない時、ブルーハーツを聴いて、訳も分からず泣きじゃっくったりした事も何度もあった。
ブルーハーツの曲は全部本当の事だから、聴いている人にも本当の事が起きる。
『街』という曲の中に、
いつか会えるよ 同じ気持ちで爆発しそうな仲間と きっと会えるよ
という歌詞がある。
僕が専門学校に入学した時、その歌詞が本当になった。
そんな仲間と本当に出会う事が出来た。
彼もやっぱりブルーハーツが好きで、音楽の趣味を通じて友達になって、いつも一緒にいた。
今は離れ離れだけど、一生の友達だとはっきり言える仲間。
ヒロトとマーシーくらい仲良かったと思う。
ブルーハーツを聴いてなかったら、たぶん出会えなかった気がする。
今度会ったら何話そうかな?
「オマエ最近、何聴いてんの?」
だと思う。
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