芸術

アニメ『凪のあすから』好きな人の精神世界へ潜るように

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あらすじ

その昔、人間は皆、海に住んでいた。
でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。
海で暮らせるように海神様がくれた、
特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。

海で暮らす人、陸で暮らす人、
住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、
元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。

海底にある海村で暮らす
先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要と
地上に暮らす木原紡。

海と陸。
中学二年生という同じ年代を過ごしながら
今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、
潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。

原作:project‐118

大好きな人が好きなアニメ。

その子に薦めてもらって鑑賞した。

僕の趣味嗜好や感性では、おそらくたどり着く事がなかったアニメ。

僕はそもそもアニメを観る習慣があまりないから、このアニメのタイトルすら知らなかった。

でも大好きな人が薦めてくれたアニメだから、気になって観てみた。

自分が好きな物語って、自分自身の精神世界をよく反映していると思う。

だから『凪のあすから』は大好きな人の精神世界を反映しているはずだ。

アニメ鑑賞というよりかは、その子の精神世界に深く潜ってサイコダイブしている感じがした。

海と陸に住む人間たちには、海神様と人間の恋を起点とする切ない隔たりがあって、お互いが交流を持つには物理的にも精神的にも苦しみが伴う。

エナ。

それが海と陸の想いを繋ぐ。

だから大好きな人を想いながらこのアニメを観ている自分も苦しかった。

僕のその子に対する気持ちと言葉は本当なのか?

その子が僕にくれた想いと言葉は本当なのか?

そんな事を考えながら、最後までなんとか観た。

他人を思いやったつもりが傷つけてしまった。

自分の気持ちを押し殺してしまったから誤解を生んだ。

足りないのは言葉か? 想いか?

僕たちが住むこの現実世界でも、そういった悩みや苦しみは日常茶飯事だ。

鑑賞しながら、大好きな人がこれまで歩んで来た人間関係の悩みや葛藤を想像しながら、結果はどうあれ、自分の気持ちだけは素直に伝えようと何度も思った。

素直な気持ちしか伝わらない。

素直な気持ちは最強だ。

それが伝わらないなら素直じゃないって事。

誤解されても仕方がない。

そう割り切るしかない。

人は自分にも他人にも嘘をついた分だけ苦しくなる。

だからこのアニメを観ている時の自分の気持ちが苦しいのも当然だ。

このアニメの登場人物たちも、人を思いやって自分の気持ちを隠し、思いやった結果深く傷ついたり、傷つけたりして海と陸の世界に深刻な事態を生じさせる。

誰も傷つきたくないし、傷つけたくない。

これまでの人生でいろいろな事を経験して何度学習しても、その方法だけは未だに全然わからないし、いつも悩む。

人の気持ちは変わるし、明日何が起こるかわからないけど、まだ繋がっているなら覚悟して伝えてみよう。

そう思った。

大好きならなおさらだ。

カッコ悪くても良いし、辛くてもいい。

友達、恋人、家族…。

誰かを想いながら一人きりでこのアニメを観ている時の気持ちはみんな同じはず。

陸と海の世界を繋ぐ柱のように、それは太くて深い。

どんなに頑丈だと思っても壊れる時は壊れる。

人間だからいつかは死ぬし、伝えたい事はとにかく素直に言う事にした。

それでいい。

苦しかったけど、とても良いアニメだったよ。

大好きです!

いつもありがとう。

また、会いに行く!







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