哲学・思想 芸術

映画『プラットホーム』人間性が崩壊する穴

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あらすじ

ある日、ゴレンは目が覚めると48階層にいた。部屋の真ん中に穴があいた階層がはるか下まで伸びる塔のような建物の中、上の階層から順に食事が“プラットフォーム”と呼ばれる巨大な台座に乗って運ばれてくる。上からの残飯だが、食事はそれしかなく…。

監督:ガルデル・ガステル=ウルティア

キャスト:イバン・マサゲ

Netflixにマッチ度91%で薦められた映画。

自分が試聴した作品の履歴や検索履歴を分析してAIが僕の趣味嗜好を把握しているようだ。

AIが趣味嗜好を把握してくれているおかげで、優柔不断な僕は、AIが提案するマッチ度を頼りに、自分好みの面白い作品を観る事が出来る。

いずれAIが僕を完全に管理してくれる社会が来る。

Netflix「お前、暇だからいつも考え事してるだろ?

Netflix「お前、本読むの好きだろ?

Netflix「お前、哲学とか好きだろ?

Netflix「お前、人を信用したくても、なかなか信用出来ないタイプだろ?

Netflix「お前、自分の人間性の限界がどこまでか知りたいだろ?

僕「うん

Netflix「じゃあこの『プラットホーム』っていう映画観てみろよ

そんな感じでAIに挑発された気がして、どんなもんか試聴した。

さすがAI。

マッチ度が高いだけあって、すぐにハマった。

特殊な状況を借りた思考実験SF。

何もない部屋で目覚める主人公。

二人一組。

上にも下にも部屋があって、そこにいるのも同じく二人一組。

部屋は何層まであるのかわからない。

上層から食事の乗った台が降りてくる。

制限時間はあるけど、自由に好きなだけ食べていい。

制限時間が過ぎると台は下の階に降りていく。

部屋では何をしてもいいし、外から部屋に入る時、一つだけ何かを持ち込める。

1ヶ月?

一定期間を過ぎると、自分のいる部屋の階層がランダムに変わる。

下層か上層かはわからない。

上層に行けば外に出られる?ようだ。

穴に管理されている理由はわからない。

志願して穴に入った者もいれば、投獄されて入った者もいる。

外に出る事が出来れば何かの認定書をもらえるらしい。

みんな穴から出たい。

その方法は?

自分が置かれている状況を把握すればするほど人間性が崩壊していく。

そういう思考実験の映画。

すごく面白い。

でもこのままAIに頼って映画を薦められていたら、優柔不断な僕はAIに頼り切って思考停止してしまうだろう。

思考するのをやめたら、思考と想像力、そして人間性が試されるこの穴から出られなくなる。

物語の展開が読めない不安。

どうも僕の思考と想像力ではこの穴から出られないようだ。

穴から出られない者、出る方法を模索しない者、他者を信じない者、希望を持たない者はこの穴から出られない。

興味があれば、この映画を観て自分の思考と想像力、人間性を試してみてほしい。

この穴から出られる人はほとんどいないと思う。

いつも読んでくれてありがとう。

映画『プラットホーム』







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