今、学校でイジメを受けている人たちへ
あなたが学校でイジメられている理由は何だろう?
頭が悪いから?
運動能力が鈍いから?
容姿が醜いから?
家が貧乏だから?
障害があるから?
空気が読めないから?
学校や会社などの社会生活の場では、だいたい上に挙げたどれかに当てはまる人が、当てはまらない大多数の人にイジメられる傾向にある。
これは僕たちが生きる社会が優生思想に基づいた競争社会だからで、現状の社会が続く限りしかたがない事だ。
勉強、スポーツ、なんでもいいけど、誰かと競って勝敗が決まれば当然優劣がつく。
この事実を無視してイジメの問題を解決する手段なんてあるのだろうか?
この競争社会でイジメをやめさせるのに必要なのは、道徳でも倫理観でもなくて、イジメを受けているあなた自身が、自分をイジメて来る人に対して徹底抗戦する決断だけだと思う。
あなたをイジメている人は、あなたをイジメるたびに脳から大量のドーパミンを出して、快楽を得ている。
あなたをイジメる事が快楽に繋がっているのであれば、それは麻薬やセックスをやっているのと同じ。
快楽には常習性があるから、そんな人にイジメがどんなに悪かを熱心に説いても、その人はあなたをイジメる事をやめないだろう。
あなたが、あなたをイジメている人に屈して従順な態度を取ったり、何の抵抗も示さずに誹謗中傷や暴力を甘んじて受け入れていると、その人の脳はドーパミンをひたすら出し続ける。
そしてその快楽欲しさに、あなたはずっとその人にイジメられるスパイラルに陥る。
だからイジメられるのが嫌なのであれば、あなたはその人のドーパミンを止めなければいけない。
あなたをイジメている人が、あなたをイジメる事に快楽を感じなくなれば、イジメは終わる。
どうやって止めるか?
それはあなたがその人の理不尽な暴力や嫌がらせに対して、一度でもいいから強く抵抗する事だ。
抵抗すればその人はあなたをイジメるという行為に不快感を覚えて、イジメをしなくなる。
「でも相手は強いし、人数も多いし、ボクには誰も味方がいないからそんなの怖くて出来ない……」
その気持ちはとてもよくわかる。
でもイジメを苦にして自殺を考えるくらいなら、一度くらいは派手に抵抗してもいいと思う。
マンガとか映画の主人公みたいに正々堂々とタイマンをはる必要はない。
ましてや相手を倒す必要もない。
ただ2、3発本気で相手を殴って抵抗するだけでいいと思う。
相手が自分より強くて人数が大勢だったら、どう足掻いても勝ち目はない。
だから出来るだけ安全で効率の良い戦い方を考える必要がある。
例えば大勢の人の目がある場所(授業中の教室、全校集会など)で、あなたが一番憎いと思う相手(イジメの主犯格)に向かってがむしゃらにアタックすることだ。
そこで周囲を気にせず物凄い奇声を発しながら、先生たちにイジメの事実がある事をその場で思いっきりアピールしよう。
あなたの人生がかかっているんだから恥ずかしがらなくていい。
相手が大怪我しない程度の武器使用、不意打ちも場合によってはあっていいと思う。
大人もいる大勢の場所だったら、騒ぎを聞きつけた誰かがすぐに止めに入ってくれるから、相手に不用意な怪我をさせることもない。
あなた自身の身の安全も確保される。
とにかく問題を公にして周囲の人たちを巻き込むの大事。
もしそれがダメなら、完全に相手を無視する事も効果があるかもしれない。
僕がイジメられていた時はそれで解決した。
「おまえなんかこの世に存在してないよ……」
罵倒されようが、殴られようが、これくらい相手を無視すると、相手の脳内でドーパミンが生成されなくなる。
自分のやっている事が無意味だと気付き、それまで快感だったイジメ行為が不快になって何もしなくなる。
とにかく抵抗しなければ何も変わらない。
今、現在あなたの周囲に一人でもあなたの味方になってくれる人はいるだろうか?
親は?
友達は?
いないとしたら、社会の大人の9割くらいは過去にイジメをやった側か傍観者だ。
教育熱心で道徳的で良心的な大人でも、イジメられた事のない人間が本気でイジメの対策を考えるわけがない。
立派な社会人のフリをして「社会通念上イジメはない」なんて事を平気で言う人もいる。
あなたの味方になってくれる人が誰もいない実感があるなら、あなたを救えるのはあなただけだ。
あなたに残されているのは覚悟を決めた徹底抗戦か、あなたをイジメる相手のいない環境へ逃げる事しかない。
これくらいのアドバイスしか出来ないけど、何かヒントにはなると思う。
なんとかイジメを克服して、たった一つの自分の人生を楽しんで欲しい。