哲学・思想

無差別殺人のターゲットにならないために

投稿日:2018-06-05 更新日:

秋葉原の歩行者天国で無差別殺人があった時、テレビのニュースを見た実家の母親が僕に電話をして来て、「お前が犯人だと思った」と冗談半分で言って来た事がある。

失礼だな、と思いつつ、母親の立場を考えてみれば、バイトや派遣の仕事ばかりで、普段あまり人と交流を持たない僕みたいなタイプは、犯人と同類項の何を考えているのか分からない人間だと思われても仕方がないな、と納得せざるを得ないところがあった。

まともな社会生活を送っている世間的に見たら、僕みたいな人間は無差別殺人を起こしやすい犯罪者予備軍なのである。

無差別殺人を起こす人たちはよく「誰でもよかった」みたいなことを口にしているけど、犯罪者予備軍である僕に言わせると、それは本音ではない。

正確には「自分の手に負える相手なら誰でもよかった」が本音だろう。

意識的にせよ無意識的にせよ、彼らは自分が殺しやすそうな人をその場の状況判断で直感的に選んでいる。

その明確な基準を示すのは難しいけど、彼らは自分より圧倒的な力の差がある人間に対しては決して刃を向けないはずだ。

理由は単純。

小心者で臆病だからだ。

彼らが抱えている妬み、嫉み、僻み根性を考えれば、本来彼らが殺そうと思っているターゲットは、圧倒的な格差がある同世代のリア充とか、自分を底辺まで追い込むような社会政策を取る為政者たちのはずだ。

しかし無差別殺人を起こすタイプと同世代のリア充や為政者たちは住む世界が全然違う。

小心者で臆病な彼らの行動テリトリーではほとんど接触する機会がない。

接触する機会がないから同世代のリア充や為政者たちは最初から彼らの「誰でもいい」候補には入っていないのだ。

彼らが起こす無差別殺人の場でターゲットになりやすいのは、彼らの行動テリトリーにいる人間に限られる。

彼らと同じ社会的環境にある人か、それよりちょっとマシな人たちがメインターゲット。

彼らに対して普段から排他的な態度を取っているように見える人たちは真っ先に狙われる。

他者に対しての妬み、嫉み、僻みの根性を抱えている彼らにしたら、ほとんど人間が自分たちよりリア充で排他的な人間に見えているはずだ。

だから「誰でもいい」と彼らは思ってしまう。

そんな彼らの無差別殺人のターゲットにならないためにはどうするか?

それは彼らより圧倒的に強いオーラを出すか、彼らがこれまで出会った事のない未知の存在であるように思わせるのが効果的だと思う。

彼らは小心者で臆病だから、いざ殺人を決意したとて、自分より圧倒的に強いオーラが出ている人を無意識に避ける。

背筋を伸ばして堂々と歩いていたり、金持ちやいかつい職業の人を思わせるファッションを身に纏って歩けば、ある程度強いオーラを演出出来る。

それだけでも狙われる可能性は低くなると思う。

それよりももっと狙われる可能性が低いのは彼らにとって未知の存在。

姿形が明らかにその場から浮いていて、何をしでかすか分からない異様な人種なんかがそうだ。

たとえば顔の見えない虚無僧とか、ファッションが奇抜過ぎて人格がよくわからない人。

薬物中毒で精神に異常を来たし、既に奇行が出ている人も狙われにくい。

あとは殺すのがもったいないくらい可愛い女子とか、アイドルに似てる女子なども狙われにくいかもしれない。

とにかく彼らから見て、強いオーラ、ヤバいオーラを発している人間は狙われにくい。

どうでもいい存在、その他大勢の存在にならなければ襲われる可能性は低くなる。

この手の事件は今後も増えるから、一歩外から出たら気は抜かない方がいい。

常に意識的に周囲に気を配り、無差別殺人を起こしそうな人を先に見つけ、さっさとその場を去る。

歩きスマホをして思考が停止したような状態でいれば、格好の餌食になるだろう。

無差別殺人の内面世界を想像した短編小説→『ルサンチマンを数えて







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