哲学・思想

未来は行くもの、来るもの

投稿日:2020-04-08 更新日:

僕がこのコロナ禍を乗り越えられるかどうかは正直分からないけど、この事態を乗り越える事が出来たら、その後の人や社会は今より良くなっていると思う。

未知のコロナウィルスによって、グローバリズムが抱えていたリスクと現状の世界経済システムの脆弱性が浮き彫りになった。

従来の無駄なものを省けばいいのか、それとも画期的な手段で補えばいいのか?

現時点ではわからない。

ただ人類も捨てたものではなく、コロナウィルスの出現までは予測出来なくても、その叡智によって未知のウィルスが出現した時にどんな事態が起こるのか?

その事については、以前からおおよその予測は出来ていた。

予測どおりの事態が起きたのだから、あとはそれに対処するための答えさえ出せばいい。

コロナ以前の社会ではこの災禍に太刀打ち出来ないような気がする。

コロナは人と人の絆を分断する。

人と人の絆が分断される事によって起こる災いだ。

だから人も社会も以前と違うものに変わる必要がある。

この事態を乗り切るには、まず人も社会も以前と同じ状態には戻れない事を認める必要があると思う。

そしてそれを覚悟する必要があると思う。

それが出来ない人たちにとってはただ辛い現実が待っていると思う。

この事態はいつまで続くのか?

これまであった日常を変えるような事態なのだから、人も社会も意識的に変わっていかなければいつまでも続くだろう。

この事態の収束は新しい世界への移行を意味するのであり、以前の状態を維持する事でも、回復させる事でもない。

何か奇跡的な偶然が作用して終わる可能性もあるけど、変わらなければ人類滅亡という最悪な結果もあり得る。

日本に関しては既に放射能汚染によるリスクを抱えていて、いつ起きるかわからない南海トラフ大地震のリスクも控えている。

コロナに対抗出来るワクチンが開発されても、人と社会が変わらないままだったら、新たに人命を脅かす未知のウィルスが出現してしまえばまた同じ事態になる。

だから同じ事態が起こっても耐えうる生物、社会の状態である事が望ましい。

各企業がテレワークに取り組み、それで経済がうまく回れば、今後の世界もテレワークで十分機能する。

政府がベーシックインカムのような現金一律の社会保障を国民に提供し、その財源策がうまく行けば、ベーシックインカムの社会をそのまま維持する事が出来る。

それは長時間労働、満員電車の通勤から解放される働き方改革であり、誰しもが奴隷のような生き方から、自己実現が可能な生き方を模索出来る、新しい社会の到来だ。

僕はこの先にそんな未来があるならまだまだ生きていたいし、この事態をなんとか乗り越えられるように頭を使いたい。

起こり得る事に緊張感を持ち、起こせそうな事に期待感を持つ。

僕は今、その両方の感覚を合わせ持ちながら毎日生きている。

決して穏やかではないし、健やかでもないけど、未来はいつだって行くものであり、来るものだ。

現実的な見通しは暗い。

でもとにかく生きていて損はないと思う。







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