UFOなどのオカルト番組で有名になった矢追純一さんの著書。
矢追さんはある時から「恐怖」という感情をまったく感じなくなったらしい。
恐怖をまったく感じないから、常に自由気ままで思い通りの人生を生きられると主張する。
『ヤオイズム』は、その秘密について触れている本だ。
この本の事は、とある人のブログを拝見して知った。
そのブログを書いている人は僕と考え方や生き方が似ていて、その人が書いた『ヤオイズム』のレビューを読んだ時、矢追さんに強い興味を持った。
矢追さんはこの本の中で、「この本を受け取った人は既に繋がっている」と書いている。
根源的(宇宙)なエネルギーと既に繋がっているから、この本を手にしたらしい。
とにかく読んでいくと、僕自身も以前から感じていた事や、僕自身に起こった不思議な出来事に対する納得のいくアンサーがこの本にはあった。
ただこの本の中で矢追さんが言う通り、この本の内容に対して「確かに理解出来る」とは思ったけど、完全に「わかった」とは言えなかった。
それは頭で理解出来ても自分がいまだに恐怖を感じる以上、本当にわかった事にはならないからだ。
僕はこれまで自分が何主義であるとか、特に意識はして来なかったけど、この本を読んで自分は人間原理主義者だという事がわかった。
人間原理とは、物理学、特に宇宙論において、宇宙の構造の理由を人間の存在に求める考え方で「宇宙が人間に適しているのは、そうでなければ人間は宇宙を観測し得ないから」という論理。
僕もずっとそうだと思っていた。
そしてそのつもりで生きているところがあった。
自分という存在がこの世界を認識しているからこの世界が存在し、自分が認識していない時は存在していない。
全ては幻である。
自分と世界を客観的に捉える事が出来ない限り、自分が死んだ後に、この世界がまだ存続している事を自分では証明する事が出来ないのだ。
その事に確信を持つ事が出来れば全ては幻なのだから恐怖は消える。
矢追さんはある時を境に、この人間原理主義とも言える考え方に確信が持てたのだ。
そして自分がこの世界を観測している以上、この世界の出来事、そして自分の人生は全部自分の責任として人生を楽しんでいる。
僕はまだこの人間原理主義に確信が持てていないのだ。
ただ有難い事に矢追さんはそのためのコツをちゃんと披露してくれている。
自分は「どのように生きていきたいのか」をはっきりと決め、流れに身をまかせる。
決して努力をしない。
するとその目標に向かう見えない流れができる。
これは僕自身も何度か経験しているので、すごく納得出来た。
僕は自由気ままにのんびり生きる事をポリシーとしていて、年々それが叶って来ている。
あとは確信を持つだけで、この世界の出来事に対するあらゆる恐怖が消える。
今回のこのコロナ禍の中、タイムリーに何の努力もせず200万というお金がたまたま入って来た。
派遣の仕事もクビになる気配がなく、通勤しても感染していない。
だからしばらくは全然大丈夫だろう。
これは単なる偶然なのだろうか?
このタイミングで出会う『ヤオイズム』にはやはり何か運命的なものを感じてしまう。
とにかく実践してみようと思う。
その結果どうなるかは自己責任という覚悟はもう出来ているから。