芸術

AV女優に刺青あり

投稿日:2021-03-07 更新日:

極限の文学を美麗漫画で読む』に収録されている、谷崎潤一郎の『刺青』を読んでいたら、かなりエロい気持ちになってしまったので、DMMで刺青がある女優さんのAVを探した。
いくつかある中で、発見したのが水森翠(みずもりすい)。
この女優さんがとても気になった。
黒髪のロングで肌が抜けるように白く、全身の至るところに彫ってある刺青がよく映えている。
谷崎潤一郎の『刺青』は「美女の肌に己の魂を彫り込みたい」と長年願望を抱いている刺青師の清吉が、理想とする女性を求めて江戸中を探している。
これがなかなか見つからず、ある時、目の前を通る駕籠屋からチラッと覗いた細くて白い足。
それを見た清吉はようやく運命の女性に出会ったと歓喜して、その女性と偶然再会し、「絡新婦蜘蛛」の刺青を施すんだけど、麻酔から醒めたその女性は男を養分にする魔性の女に変貌する話。
この変態文学の文脈を現代AVから感じ取るには水森翠がピッタリだと思った。
ネットで見つけたインタビュー記事によると、彼女は小学生のときにピンク色のエクステをつけて登校し、海外旅行に行ったときは、向こうでタトゥーシールをつけて、そのまま学校に行っているような子だったらしい。        

それでも中学1年生ぐらいまでは優等生で生徒会とかに入ってみたいだけど、クラシックバレエをやめた事をきっかけにワルに憧れた。
処女を卒業したのは15歳。
ヤンチャして、クラスの女子全員に無視されていた彼女を守ってくれたのは、全部男の子。
「恋空」みたいに黒板に「死ね」って書かれたことがあったらしく、そのときに「誰が書いたんだよ!」と消してくれたのが、彼女を標的にしていた女の子の彼氏だったんだとか。
彼女の背中にも巨大な絡新婦蜘蛛の刺青があったら最高だったけど、インタビューとプレイの動画を観る限り、彼女もきっと魔性に違いない。
プレイがエロいのはもちろんだけど、鼻に小さなピアスをした演技中の表情には、この世の酸いも甘いもかぎ分けたような憂いがあって、その表情がすごく綺麗だった。
AV業界に入るのも全身に刺青を彫るのも相当な覚悟がいると思うけど、男女問わず、生き方に覚悟が出来ている人は華があるし、色っぽい。
清吉が彼女を見たらたぶん彫りたくなると思う。
彼女が主演で谷崎潤一郎の官能な世界観を踏襲したストーリー性のあるAVかVシネマがあったら観てみたい。







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